| 鳥インフルエンザについて |
2008.01.17
1.はじめに
在インド日本国大使館
鳥インフルエンザは鳥類の伝染病ですが、感染した鳥(感染して発症した鳥、感染の結果死んだ鳥)と近距離で接することでヒトへの感染が起こる場合があります。ウイルスは生きた鳥の糞の中にも大量に存在し、また、鳥の種類によっては感染しても無症状でウイルスを排出するものもあります。現段階はWHO基準のPhase-3(ヒトーヒト感染は無いか、極めて限定されている)であり、ヒトへの感染の殆どは鳥との直接接触(鳥を殺す、羽をむしる、料理の準備をする等)によるものです。しかし、感染地域の拡大は、ヒトへの感染の機会が増えることにつながり、ヒトへの感染例が増加することでウイルスが変異し感染力が増すことによって、ヒトからヒトへの感染が容易となるものが出現する可能性が高くなることが懸念されています。
2.インドにおける鳥インフルエンザの発生状況について
(1)2008年1月11日、インド西ベンガル州Birbhum District及びDaksin Dinajpur Districtにおいて短期間に大量の鶏が死亡していることが、インド農業省に報告され、検査の結果、高病原性鳥インフルエンザH5N1と確認されています。主な発生地域はBirbhum Districtで、コルカタの北西約125km、ジャールカンド州に接するところです。同州政府は既にこの地域の鳥の処分を開始し、鶏や卵の移動は禁止する等やその他の予防措置を取っていると言明しています。インドにおいては、過去にもMaharashtra州(06年1月及び3月、4月)やマニプル州(07年7月)等でH5N1が発生していますが、今次発生も含め現在までヒトへの感染例は報告されていません。
(2)2006年2月にインド政府は、鳥インフルエンザに対応するため全国で55ヶ所の政府指定病院を発表しました。デリーにおいては、以下の8つの病院が指定されています。
①SAFDARJUNG HOSPITAL(TEL:2616-5060)
②DR.RML HOSPITAL(TEL:2340-4040)
③LHMC&SSK HOSPITAL(TEL:2336-5793)
④AIIMS(TEL:2658-8500)
⑤INFECTIONS DISEASES HOSPITAL(TEL:2721-7651)
⑥HINDU RAO HOSPITAL(TEL:2397-3946)
⑦L.N.HOSPITAL(TEL:2323-2400)
⑧DEEN DAYAL UPADHYAY HOSPITAL(TEL:3549-4403)
○ なお、その他の州における指定病院やインド政府当局の「鳥インフルエンザ」についての最新情報等は保健家族福祉省ウェブサイト「http://www.mohfw.nic.in」 にてご確認下さい。
3.感染予防対策
安全確保のため一般的に以下のような点に注意することが勧められています。
(1) 念のため人混みへの立ち入りは最小限にし、通常の感染症予防対策を励行すること。(通常のインフルエンザワクチンの接種、うがいや手洗、マスクの着用等)
(2) 鳥インフルエンザの流行が見られる地域の鶏舎やアヒル等の鳥を放し飼いにしている場所に近づかないこと。また、生きた鳥を扱う市場へは不用意・無意識に立ち寄らないこと。
(3) 鶏肉や卵を調理する際に加熱すること。(WHOではウイルスは適切な加熱で死滅するとされており、一般的には食品の中心温度が70度以上になるように加熱することを推奨しています)
(4) 発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、などインフルエンザと同様の症状が現れた場合には早めに医療機関において受診をしてください。
4.当館の対応
インドにおいては、上記2.の状況にありますが、現在のところ、発生は限定された地域のみであり、また、インド政府当局も予防対策や措置を講じており、過度に心配するようなことはありませんが、当館においては緊急事態には「鳥インフルエンザ対応チーム」を発足させ対応策の策定や在留邦人の皆様からの質問、ご相談に応じられるよう準備していますので、鳥インフルエンザに関するご質問等がございましたら、当館領事班にお問い合わせ下さい。
なお、鳥インフルエンザに関する関連情報は以下のホームページに掲載されていますので、そちらもご覧下さい。
WHOホームページ:http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
感染症情報センター・ホームページ(WHO情報を和訳したものを掲載。鳥インフルエンザの感染地域の地図も見ることができます):http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
厚生労働省検疫所ホームページ:http://www.forth.go.jp/
(問い合わせ先)
外務省両時局政策課(医療情報)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
外務省海外安全ホームページ
http://www.mofa.go.jp/anzen/
在インド日本国大使館
電話:2687-6564
ホームページ:http://www.in.emb-japan.go.jp/
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