赴任後

5.住まい

 インドでは、入居前の補修工事、ペンキ塗りなどに思いのほか日数を要するので、余裕を見ておくことが必要です。工事が完了しないうちに入居することになったり、入居後に欠陥が見つかって新たな工事が必要になったりすると、作業上非効率なうえ、生活上の不便も大きくなります。

 家主に補修を依頼した場合でも、入居前に何度も足を運び、約束通りに工事が行われたか、各備品は正常に作動するかなどを自分の目で確かめる必要があります。

 新築の物件は意外に問題が多く、極端に古い物件同様避ける方が無難でしょう。

 契約書には特に、ドライブウェイ、車庫、サーバントクォーターなどのどの部分を借り受けたのか明記します。入居後の補修費の受け持ちなども交渉し、契約書になるべく細かく条件を明記するのが望ましいでしょう。

居住地区の選定
安全 居住ブロックにゲートがある方が望ましい
家の造り等、隣、裏が空き地や公園でないこと
衛生 近くにゴミ集積所がないこと
シロアリ・ゴキブリ・ネズミなどに注意
近くに河川(用水路)のないこと(蚊の発生、異臭に注意)
環境 隣が工事中でないこと。大家の評判
道路状況(交差点の近く、メインロードに面している場合は騒音・排ガスの問題あり)
地域の集会場及び学校の近くは渋滞、安全を考え避けた方がよい
アクセス 通勤、通学の便がよいか(距離的な問題やスクールバスのルート等)
物件調べのポイント
部屋数 ストックルーム、冷凍庫置き場として一部屋あった方がよい
先住者 以前外国人が住んでいた家は比較的トラブルが少なく、既に電気の容量なども十分であることが多い
電気 最低20kwは欲しい (エアコン1基につき4kw必要 3基同時に使えるくらいの容量を確保したい)
無理をすると配電盤の火災などを起こすことがある
大容量電源コンセントは、冷蔵庫・冷凍庫の数を考慮
地下、屋上タンクの状況(亀裂、錆、汚れ)貯水量のチェック
井戸があった方がよい(地域によって不可欠)
地下タンクから屋上に汲み上げるポンプは正常に作動するか確認
フラット、または大家が一緒に住んでいる場合、屋上タンクは各階ごとにあるか確認が必要
ギザ ギザ(給湯器)の容量が50L以上で正常に作動しているかチェック
車庫 車庫でなくともゲート内に駐車スペースが必要
フラット、または大家が一緒に住んでいる場合、自分専用のスペースが確保できるか確認
(駐車スペースはあっても植木、子供のおもちゃ等、他住人の私物で駐車できない場合があるので注意)
その他 ・サーバントクウォーターは家事補助者のためにあった方がよい
・セキュリティーのトイレはあった方がよい(ゲートから離れる時間が少なくなるため)
・雨漏り、戸、窓のたてつけをチェック(補修がきかないものもある)
・トップフロアの場合、照りつけがあるので真夏の暑さは覚悟すること
・屋上に配水管があるか、ラウンドして配水管に流れるかをチェック
・フラットで地下が事務所等になっている場合、人の出入りが多いので、安全面の注意が必要
・一戸建て、グランドフロアの場合、庭の水はけが悪いと家の中に水が入ってくることがあるので事前に確認が必要

※給水システム

 水道水は朝と夕方しか供給されない。地下タンクに貯水した水をポンプで屋上へ上げるシステムとなっている。デリーのほとんどの家には、二種類の水が供給される。(地域によっては上水道のみで両用)

 1)上水道 一応処理されているが、配水管が悪いので飲料には煮沸、ろ過が必要。

 2)Garden Water 庭用の水。ヤムナ川から直接、または井戸からで無処理。
家主との交渉及び契約
家賃前払いの期間 月払いが理想だが、半年ないし一年前払いのケースもありオーナー、業者によりさまざま 要交渉 家賃は経済状況により変動するため、その時の相場をよく調べること
敷金 なし〜2,3ヶ月などオーナー、業者によりさまざま 要交渉
賃貸期間 固定期間として2〜3年が一般的だが、交渉次第で1年毎の更新も可能 駐在年数を考慮して交渉
契約書 契約書を作成して、トラブルを少なくする(家具付きの場合は種類、
傷などのチェック、写真撮影、使用条件の確認)
弁護士への相談 契約時の立会いやトラブル時の必要に応じて
入居前準備
各部屋の内装チェック 床磨き、天井、壁(内外)のペンキ塗り
備え付機器・備品の作動確認 天井ファン・電灯・水洗トイレ・水道口・コンセント等
害虫駆除 蚊・白アリ・ゴキブリ・ネズミ対策
入口扉の鍵の取り替え 必要に応じて
漏電チェック 配線が老朽化しているときもある
雨漏りの補修 要交渉
地下・屋上給水タンクの清浄 要交渉
格子・フェンスの設置 要交渉 防犯のため、必要に応じてチョキダールを雇用
エアコンの設置 要交渉 レンタル有り
塀・外灯・ベランダ・ひさし 必要に応じて
電気メーターの確認 各家庭のメーターが区別されているかチェック 入居時、電気使用前のメーターの数値を家主と共に確認・記録
ガスボンベ手配 前任者から引継ぐのが確実
電話設置 以前は手続きに時間がかかったが、現在はさまざまな電話会社があり、比較的迅速に設置できる
入居後の手続き
大使館領事部に在留届を提出 問合せ先TEL:2687-6564
9:30〜13:00 14:30〜17:30 土日休
日本人会に住所・電話番号を連絡 FAX可
電気・水・ガス
 インドでは電気・水・ガスなどのインフラ整備が概して不十分なため、残念ながら次々と問題が起こるのが現状である。日常生活に直接影響するので、日ごろからできるだけ注意しておき、問題が起きたらどこに連絡すればよいか確認しておくことが大切である。対処に困ったら会社の現地スタッフや経験豊かな知人に相談するのもよい。

(1)電気

 電圧は220〜240V、周波数50Hz,コンセントの形状は3ピン丸型または2ピン丸型。日本製品を使用する場合はアダプタープラグやトランスフォーマーが必要。

 停電時のバックアップ機能を備えたフラットもあるが、 多くの日本人は自家発電装置 (ジェネレーター)を設置している。長期の旅行の際には、ジェネレーターの燃料が十分か確認しておく。

 インド製の電気ソケットは漏電しやすいため、必ず電源スイッチを切ってからコンセントの抜き差しをすること。濡れた手で触るのは危険。

(2)水

 給水システムに関しては「赴任後 5.住まい」、飲料水に関しては「赴任後 7.保健・衛生」を参照のこと。

 居住場所によっては渇水することがあるが、必要に応じて給水車を頼むことができる。政府機関は対応が遅いが割安。民間の給水車もある。

 Delhi Jal Board  http://www.delhijalboard.nic.in/

 MALHOTRA & CO.  TEL: 2652-4030, 2656-0709 (民間)

(3)ガス

 場所によっては都市ガスが使用できる。

 プロパンガスを使用する場合は、前任者からプロパンガスのシリンダー(容器)権を引き継ぐのが確実である。新しくシリンダー権を取得するにはRC(Residential Certificate),パスポートとビザのコピー、住所を確認する書類(水道、電話などの領収書)などが必要になる。

※ 電気・水道の料金請求額が時として不当に高い場合もある。さまざまな理由があるが、事情を理解した会社の現地スタッフなどと関係機関に出向くとスムーズにいくことも多い。

※ 領収書は後のトラブルをさけるため必ず保管しておくこと。
大変な思いをして入居した家。でも引越しをしなければならなくなる場合も・・・。
引越し理由の一部を挙げてみました(2005.5.アンケート回答より)。
  • オーナーが家を売ってしまったので、入居条件が変わってしまった。
  • 契約更新の時に、大幅に家賃を値上げ要求してきた。
  • 建て替えのために家を取り壊すことになった。
  • 電気代、水道代の請求に不審な点があった。
  • 貯水タンクが小さく、水が出ない日が何日も続いた。
  • 水道水に下水が混じっていた。
  • フラットタイプの住居で、他の住人とうまくいかなかった。
引越業者
Japan Express 34/1-7, Kherki Daula, 42 Milestone, NH-8,
Gurgaon 122001, Haryana
TEL: 9811295549 (携帯直通) FAX: (011)2411 -0097 (直通)
TEL:(0124)2626000, FAX:(0124)2626261
9:30〜6:00(月〜土)
Nippon Express(日通) Taj Palace Hotel, 2 Sadar Patel Road, Diplomatic
TEL:55300210
月〜金9:00〜18:00 土(1,3)9:00〜13:00
De Mariya Packers & Movera (Regd.) Plot No.20 Poket 7, Secter 2, Rohini
TEL:2752-3030、9891064133 24時間受付 無休
Packways B-275, Okhla Phase-T 
TEL:2681-2702/9528 月〜土9:00〜17:30
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